ひょうごのはなし

大阪生まれ大阪育ちの私が、仕事を通じてすっかりはまったひょうご五国の魅力を食を中心に伝えていくブログです。

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【瓦煎餅/手焼煎餅おおたに】春日野道:歴史を感じる瓦煎餅屋さん【和菓子<春日野道>】

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 お菓子って、どうしても「〇〇といえばここ!」みたいな大手の存在があってそこの印象が強いけど、それが「郷土菓子」と呼ばれる地元に根付いているものであれば、もちろん大手一社で郷土を代表する菓子になるのは困難で、町中でしっかりと続けているお店がいっぱいあったはずなんです。時代の流れで暖簾をおろすお店も多いでしょうが、今でも頑張っているお店はいくつもあるはず。

 そういうお店を偶然知ったときはなんだか宝物を見つけたような気分になってもっとこういうお店を大事に、面白がっていかないと、どんどん均一化されていって面白くないよなーと思うのです。

 見つけた宝物は自分だけのものにしてしまうと結局広がりを見せないので、いろんなひとに知ってもらうきっかけになればと今回「おおたに」さんをご紹介させていただきます!

 

【瓦せんべい】

 

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 「瓦せんべい」をご存じでしょうか。

 その名の通り瓦のかたちに見立てて作られた日本の焼き菓子です。

 

 砂糖で味付けしただけの素焼きの煎餅。基本的な原料は砂糖/小麦粉/卵というシンプルなお菓子。

 

 一般的には堅焼き(といってもそこまでカチカチではないですが)のものが一般的ですが、”やわらか焼”と呼ばれる柔らかく焼いたものも製造されています。

 

 サイズも手のひらに乗るようなサイズが主流ですが、実際の瓦サイズまで実に多くのサイズが存在して、表面には焼き印がおされていることが多く、オリジナルで焼き印をつくれることから企業の記念式典の手土産などで配布してもらう機会も多いです。

 

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1:国際貿易港・神戸港の開港 ~ 神戸 | このまちアーカイブス

 カステラの原料に近いことから、「和菓子」というよりもハイカラな洋菓子の趣のある菓子「ハイカラせんべい」「贅沢ぜんべい」として生まれたという説もあるそうです。

 個人的にはこの説、結構信ぴょう性あるんじゃね?と感想を持ちまして、なぜかといいますとこちらの瓦煎餅。神戸の郷土菓子として知られております。

 開港150周年をすぎた、日本のハイカラ、モダン文化を牽引してきた神戸らしい説明な気がするんですよねー。

 実際神戸で瓦煎餅で知られる亀井堂総本家さん(瓦煎餅の元祖とされる。全国の亀井と名前のつく瓦せんべいはこちらの暖簾わけらしいです)は1873年に開港地であった神戸の特性を生かして開発した、と説明されておられます。ただ、同じ神戸の亀の井亀井堂さんはまた違う説明をされておられますが・・・

 そして今回、香川県高松の郷土菓子でもあるということを知りました!

 

 

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 瓦せんべい、町中でよく見かけるのは、先ほど書かせていただいた亀井堂総本店さん(元町商店街におっきい本店!)、風月堂さんがダントツ。亀の井亀井堂さんもちらほら。

 でも、神戸空港ではあられで有名な花見屋さんの瓦煎餅も売られていたり。最近新しい取り組みをされて注目度の高い神戸梅香堂さんなどさすが郷土菓子、多くのお店が販売しておられます。

 

 亀井堂総本店さん、ネットでも購入できます。

 

【おおたに】

 

 先日神戸市、阪急線春日野道駅から北東側、大日通商店街へ歩いている途中に発見。

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 奥の青い幕がかかっているところから大日通商店街になります。1本右手にずれれば山手幹線が王子公園と三宮をむすぶあたり。

 なにやら緑のテントが見えます。

 

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 神戸名産瓦煎餅。

 なんとお菓子屋さんでした。

 めっちゃ味あるやん、、、素敵やん、、、と思わず立ち寄ってみます。

 

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 「おおたに」さんというお店さんでした。

 

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 手焼きせんべい。バター、初音、ビンズの文字が可愛いなぁ。 

 

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 焼きたてカステラ焼き、というのもあるそう。

 瓦煎餅の説明であった「カステラと原材料が似ている」というところからですかね。

くそー、訪問時にその知識があればカステラ焼も買ったのになぁ。

 

 後ろに貼り紙がありますが、2月1日より火・木・日曜日が定休日とのこと。7分の4の確率でお店が開いている日に通れたのかーラッキー!!

 

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 店先には、お菓子を買いにきてそのままゆっくりお友達やお店のかたとお話に花を咲かせることができるイスも常設。ええやん、、、懐かしい風景。

 

 インスタ映えというのを未だにつかみきれてないんですが、こういうのってインスタ映えしないのかしら?神戸の若者よ!他者との差別化に狙い目やで、アクセスも良いし!そんなきっかけでちょっとずつ買い物していってくれるような文化の広まり方はないものか。

 

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 お店入ったところに、商品が並んでます。

 お店に入ると奥から奥様?が出てきてくだされて接客してくれはりました。

 小袋にわかれていてそれぞれ250円、小さいものは100円なども。

 

【実食!】

 

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 シンプルな瓦煎餅とバター手焼き煎餅というのを購入させてもらいました。

 

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 瓦せんべい。

 あれ、記憶が定かじゃないけどたぶん5枚入くらい。

 

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 バター手焼き煎餅。

 ずばりこのボリュームで250円!お得感があって購入(笑)

 

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 何枚かお皿に並べてみました。

 なんと今まで気付かなかったのですが、瓦せんべい一番手前のやつ、右上折れてますね。これたぶん僕の持ち運びの問題です。よりによってこれを目立つところに置いて気付かないとはお恥ずかしい・・・

 

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 原材料がシンプル、バター手焼き煎餅もおそらくそれにバターを加えた程度でしょう。子どもでも食べやすいですね。うちの子たちもバクバク食べてました。こういうシンプルなおいしさをちゃんと伝えていきたい。

 

【瓦煎餅】

 

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 瓦せんべい。

 一茶、名菓、どういう意味の焼き印なんだろう。かわいいなぁ。

 名菓って書いてるのは急須のイラスト?お茶に合わせてどうぞ、ってことかしらなどと想いを馳せます。

 

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 瓦せんべいの説明で「堅焼き」とありましたが、堅焼き煎餅のような気合入れないと食べれないようなものではなく、「しっかりと焼き上げて、形がしっかりしている」という程度のことで実際はこの程度の厚みでサクッと食べれます。

 

【バター手焼き煎餅】

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 バター手焼き煎餅めちゃくちゃ可愛くないですか??

 花のような形に、「BUTTER」ではなく「BATA」。Aの上に横線あるのはドイツ語の表現。神戸開港時からドイツとは交流があったこと、神戸を代表するフロインドリーブも近いことなどから、なにかドイツ菓子の指導があったのかしら、ドイツのバターを使用しているのかしら、当時このあたりにドイツの人が来ることが多くてドイツのかた向けにわかりやすくするようにこういった表記にしたのだろうか、と本当にわくわくします。訪問時にちゃんと聞いておけばよかったと後悔です。知ってる人教えてください!!

 

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 めちゃくちゃわかりにくいですが、瓦煎餅よりも薄いのでこれはほんとパリパリいけます。子どもたちに大人気。ほんのりバターが絶妙。

 

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 そして愛くるしいのがこいつ!!

 

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 バリが残ってる。手焼き、手作業の証のようで、またリアルにこういう部分ってなんだかおいしく感じないです?(笑)

 お得感です。

 

 「歴史を感じるお店」マニアには堪らないお店ではないでしょうか?

 僕はブログ書いてるうちに早く再訪問したくてウズウズしております!!

 ぜひ懐かしい風景が好きなかたにも、若い子にも訪問してもらいたいなー、人と人のコミュニケーション、手作業で作られるお菓子たち、良いもんですよー。

 

 ブログ内でも書かせてもらいましたが火・木・日曜日が定休日とのことですので訪問の際はご注意くださいませ。

 

  手焼煎餅おおたに 〒651-0065 神戸市中央区割塚通7丁目2

 

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 おおたにさんはネット販売されておらず、電話注文も不明。

 なので亀井堂総本店さんの商品リンク貼っておきます。

 

 取材依頼、撮影依頼、ご意見等、下記よりお問い合わせお待ちしております。

www.hyogonohanashi.com

 

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